妹と私の闘病日記

原因不明の病に侵された妹と私の気持ちをBlogに書きます

2017-01-01から1年間の記事一覧

大きな穴

闘病中の妹の姿が急に走馬灯のように蘇る時がある。 まさに今そうだった。大事なものを一気に失った私は段々それに慣れて来て、ドン底の日よりは普通の毎日を送ってる。でもフとした時に思い出して急に不安になるのは変わらない。そして一生そうなのかも…と…

私と妹の好きだった人

前日、大好きな安室ちゃんが引退するニュースで衝撃を受けてから色んな事を思い出してた。 私達姉妹は大の安室ちゃん好きで、生前、妹と安室ちゃんのPVを2人でよく見て、ライブにも何度も妹と行って、安室ちゃんにすごく元気をもらってた。 ライブは2人で鳥…

すれ違い

疎遠になった今でもすれ違いは続いて。いつになったら笑顔で君のところに駆け寄って行けるのかと思ってみたり…このまま、こんな近くに居るのに絶縁を貫いて行くのが為になるのか。と思ってみたり。電話さえ出来ないんだもん…こうゆう事考える時点で無駄な時…

8月は。

8月はホントに最低だった…約1ヶ月前、5年に1度の大腸内視鏡検査をする為に1週間前から軽い下剤を飲んで、その週は仕事も殆ど出来ないくらい不調な毎日…検査前日は処方食。 前日は日曜日だったにもかかわらず、外出する元気も気力も無く、ひたすら24時間テレ…

年に一度の

明日は年に一度の乳癌検診だ。9年前、なんか胸が変な痛みがすると思って母も乳癌を患っていたので軽い気持ちで病院にいって検査をした。触診では異常は無くマンモも異常は無く、超音波検査でシコリらしき物が5つ出来ていた。 悪性では無さそうとの事だったが…

眠り姫

眠り姫って信じる? 娘はきっと気付いていたし気付いているけど眠り姫の存在を信じている。 長い階段があって空にはお城があって、綺麗なドレスを来た彼女がいる。こっちには自由に行き来する事が出来る。 そんなお姫様を娘は世界で1番綺麗と言う。 あなたの…

月命日の昨日

彼女が納骨されて月命日が来て。彼女のお墓はやっぱり自然溢れる場所で1人で行くと違う世界に居るみたいな感じで、鳥の鳴き声だけが聞こえる静かな場所。ホントに悪くない場所だ。彼女のお墓には誰かが来たのか、まだお花が新しくて、お友達が会いに来てくれ…

精神薬の怖さ

もぅ何年だろう… メンタルクリニックに通い出して薬を服用し出して。眠剤は減ったものの飲まないと寝られないのは変わらないけど、ここ最近はそんなに状態は悪くなかったと思っていたけど、毎日飲まなきゃいけない薬がメンタルクリニックの予約まで5日くらい…

約1年前のブログ

約1年前のブログを読み返してみた。 人生で初めて大事な人を失った日から数日間の事が書いてあるのを見て、私はあの日から一歩くらいは前に進めているのかもしれないと思った。慣れた。のでは無い。 彼女の死を少しづつ受け入れているんだと思った。今でも毎…

親子で。

私の家は私の祖父の代まで農家でした。父は普通の会社員だったから、祖父が亡くなってからは農業はせず、畑を管理するのと両親が家庭菜園に使う程度。今は父にトラクターの運転を教えてもらってます… もし父が運転出来なくなったら私しか居ないから、柄にも…

反対に…

自分にとって悪影響な人も居る。 愛が憎しみに変わるかと同じかのように、以前のようには接する事が出来ない。大事な友達だったから、どうにか軌道修正出来ないかと迷いに迷って2年。 最近思った。 接し方までを気にしなくちゃいけない人って、もぅ終わって…

支え

日々の生活の中で、自分を支えてくれる人が居る。 多くはない。ほんの一握り。 友達 職場 家族友達の中でも気を許せる人が居る事。 気を使う人が多い世間の中で、本当に笑顔にしてくれる友達がいる事。職場は私を必要としてくれている場所。 疲れても頑張れ…

思わずにいられない事

独り言のように呟く。 数日に1回は。 人の最期には色んな形がある。 妹は29歳まで自分の人生を自由に駆け抜けて、残りの人生は、話せない、聞こえない、見えない、動けない。それが約2年。 想像なんかつかないくらい地獄だっただろう。今でも闘病生活を思い…

1年前の今日

1年前の今日は妹の告別式だった。今日で妹の肉体がなくなる事が何よりも怖かった。 燃えてしまう…と言う現実が怖くてたまらなかった。棺の中にいる妹は本当に綺麗で、眠り姫みたいだった。こんな綺麗な顔して眠ってるのに、どうして燃やしてしまうんだろう… …

6月28日

昨日、妹が旅立ってホントに1年経った。5時48分。 あの日の朝を絶対忘れない… あの時の事 妹の手が暖かかった事 妹の顔彼女が居なくなった世界で私は1年間頑張って生きてこれただろうか… 彼女が、安心して休めるような環境になっただろうか…まだ1年。 もう1…

美人薄命…

小林麻央さんがお亡くなりになったニュースを見て、すごく複雑な気持ちになった今朝…一緒にしてはいけないんだけど、妹と同じ6月。何よりも姉妹とても仲が良いと言うところで自分と重ね合わせてしまっていたのかもしれません。 お姉さんの麻耶さんの精神状態…

1周忌

昨日、無事に1周忌と納骨も終えて自宅から旅立って行きました。不思議な感覚になった。 自宅からお墓に行った妹。ホントにお疲れ様。ゆっくり休んでね。と思った。確かに受け入れたくないし、まだ受け入れられない自分も、もちろん居る。けど、ずっと一緒に…

自分もしっかり戦う

私自身、長年持病があって5年に1回受ける検査と毎年夏に受ける定期検査がある。今年5年目。5年前は入院中の妹に励まされて病院に行ったと言うダメ姉…。年に1回の検査は毎年、妹も頑張ってるんだから!と自分も頑張ろうと、勇気をもらってる。この先どんな未…

笑えるくらい

妹の闘病中は辛さの中でも周りの大事な仲間が居てくれたおかげで下がっても舵を取れる自分が居た。 だから戦えた。妹の死後は笑えるくらい良い事がない。今も両親と私で面倒を見ている甥っ子も最近は障害がある故なんだけど、暴れると私しか止めれない。両親…

在宅医療

今、小林麻央さんの闘病blogが更新される度にニュースになってる。 私も家族が大病になった側として小林麻央さんのblogは読んでます。 在宅医療に切り替えた事をblogで読んで、妹が在宅医療にしたいと言っていたのが蘇った。どんな体でもいい。 家から出れな…

blogを始めて…

1年が経った。 陰ながら読んでくださる方が居たら、とても感謝しています。 このblogは嘘偽り無しで自分の気持ちを綴ってきたから、これからも書いて行きたいと思っています。本当に自己満足ですが、素直な気持ちを綴っています。1年前、blogを書き始めた時…

昨夜、久々に親友と会って飲んだ。 その時話した事。人があっちの世界へ逝く時、なぜか夜中〜朝方が多い気がする。と…もうすぐ妹が旅立って1年がたつ。 早すぎるくらい目まぐるしく月日が経った。夜、月を見て思い出す言葉が最近ある。満ちてゆく上弦の月は…

決めた事

あの頃に戻りたい。と過去にばかりすがりついてた。 きっとあの頃が今までの人生の中で1番楽しかったのだと思う。でも時間は戻らないし、あの頃の自分には戻れない。 救ってもらったのは事実だし自分の人生の歴史の1ページに刻めるくらい、辛く、悲しく、そ…

来月は…

暖かくなって来た去年の今頃、妹は療養病院で毎日毎日声も出せず、目も見えず、耳も聞こえず、人口呼吸器に助けられながら1日1日を生きていた。来月は1周忌。 そして妹が我が家から第2のお家に入る。時が経って慣れる事は無い。次々と降り掛かる問題や嫌な事…

回復、納骨ペンダント

娘は妹が見事に守ってくれて、一晩入院して大事には至らず回復してくれました。 ホントにありがとう。妹。 離れてても守ってくれてるんだ。 会えないのはすごく辛いし癒えることはないけど、守ってくれてるんだと実感した。 私と母がしたかった事。 妹の骨を…

親の気持ち

今日、何気ない1日。 普通に過ぎて居た1日。夕方、悲劇は起きた。 6歳の娘とお風呂に入って居たら娘が足を滑らせ喉を強打した。息が出来ない苦しさと声が全く出ない。パニックになった。 とっさに救急車を呼んだ。搬送されたのは妹が生前入院していた大学病…

夜が怖い

いつも心掛けてる22時には寝たいと言う目標。眠剤は相変わらず手放せないけど、毎晩魘されて目が覚める…昨夜は尋常じゃない汗をかいてて目が覚めた瞬間寒くて着替えようと思ったけどそのまま寝てトラウマが夢に出て来た。私はいつまで立ち止まってるんだろう…

独りきりのお墓参り

昨年末に出来上がった妹のお墓は、ウチの宗派により、1月にお坊さんに魂を入れてもらうお経をやって頂いて、ただの墓石から妹の第2のお家になった。まだ納骨はしてないから実感は沸かないけど墓石に彫ってある戒名と享年の文字。お彼岸なのでお墓まいりに行…

過去の話

母とほぼ毎日妹の話が出る。 と言うか母が出す。妹の愛息子が1年生になる。 自閉症の為、希望してた養護学校に入学出来る事になった。名札を全ての持ち物に縫い付ける作業。 母がやるんだけど… 妹が生きていたらどんなに喜んだだろうか。息子の入学式。 彼に…

ペディキュアが落ちる時

私は基本冬はペディキュアは塗らない。気分も少し上がってて、今までの私を知らない新しい出会いが先月にあった。 すごく新鮮な気持ちで接する事が出来て楽しかった。何度か食事に行ったり色んな話をして、過去の嫌な人間関係から少しは解放されると思った。…