思わずにいられない事
独り言のように呟く。
数日に1回は。
人の最期には色んな形がある。
妹は29歳まで自分の人生を自由に駆け抜けて、残りの人生は、話せない、聞こえない、見えない、動けない。それが約2年。
想像なんかつかないくらい地獄だっただろう。
今でも闘病生活を思い出すと震えてしまう時がある。
自分だったら…と考えると妹がどんな恐ろしい世界に居たのか考えたくなくなる。
逝く。しか選択肢がなかった妹。
眠る時まぶたも自由に閉じれない。
私は今でも思い出しては発狂しそうになる。
弱い。自分が可愛いだけなのかも。
自分が最期を迎える時、怖いのかな…
それとも妹が先に逝ってるから少し心強いのか…分からない。
もしも心強さをくれるなら、妹は魂だけになっても私を守ってくれているんだ…と思うだろう。
そんな事ばかり考えてしまう今日この頃。