6月28日
まだ薄暗い早朝。電話が鳴った。
妹が危篤と。
転院して4ヶ月、ずっと小康状態を保って来てた。
最後に会ったのは亡くなる約1週間前。彼女は意識が無いはずなのに私の声を聞いて何か訴えたい様子だった。
泣きそうな…苦しそうな…
まさか、それが最後になるなんて思ってなかった。
急いで病院に向かった…
着いたとき妹の手は暖かくて、目は虚ろな感じで開いてて。
手を握って話しかけた。気付かなかった…もぅ亡くなってる事に。
人口呼吸器の電源が切れてて、妹の喉元には血の跡。
吸引のビンにはいっぱいになった血。
彼女は最期も1人で逝った。
泣き崩れた。
助からないと覚悟はしてだけど、あまりにも急で、彼女の姿を見たら壊れるくらい泣き崩れた。
こんなに泣いたのは、いつぶりだろう…
6月28日午前5時48分
大好きだった妹が逝ってしまった。