妹と私の闘病日記

原因不明の病に侵された妹と私の気持ちをBlogに書きます

支え

日々の生活の中で、自分を支えてくれる人が居る。
多くはない。ほんの一握り。

友達
職場
家族

友達の中でも気を許せる人が居る事。
気を使う人が多い世間の中で、本当に笑顔にしてくれる友達がいる事。

職場は私を必要としてくれている場所。
疲れても頑張れる。

家族は弱い自分を見せれなくても毎日顔を合わせ、何気ない会話をする事。


きっとこれが無ければ今の私は無いと思う。

毎日同じでつまらない。
独りぼっちになった気持ち。
正直そう思う事もある。

けど、本当に1人だったら、どうだったんだろう…
そう考えると何気ない日々の中で、支えというものは確かにあるんだと思う。

生きてると、どうしても欲張りになる。それは仕方ない事。
もっと楽しい事。
もっと笑いたい。

そう思ってしまい毎日の生活につまらないと思いがちだけど、私もそう。

だけど、たまにでいぃ。
彼女の存在が教えてくれた事を思い出す。

体が不自由でも外に出れなくてもいい…
家に帰りたい…

と言う大事な言葉…

思わずにいられない事

独り言のように呟く。
数日に1回は。


人の最期には色んな形がある。
妹は29歳まで自分の人生を自由に駆け抜けて、残りの人生は、話せない、聞こえない、見えない、動けない。それが約2年。
想像なんかつかないくらい地獄だっただろう。

今でも闘病生活を思い出すと震えてしまう時がある。
自分だったら…と考えると妹がどんな恐ろしい世界に居たのか考えたくなくなる。

逝く。しか選択肢がなかった妹。




眠る時まぶたも自由に閉じれない。

私は今でも思い出しては発狂しそうになる。
弱い。自分が可愛いだけなのかも。


自分が最期を迎える時、怖いのかな…
それとも妹が先に逝ってるから少し心強いのか…分からない。


もしも心強さをくれるなら、妹は魂だけになっても私を守ってくれているんだ…と思うだろう。

そんな事ばかり考えてしまう今日この頃。

1年前の今日

1年前の今日は妹の告別式だった。

今日で妹の肉体がなくなる事が何よりも怖かった。
燃えてしまう…と言う現実が怖くてたまらなかった。

棺の中にいる妹は本当に綺麗で、眠り姫みたいだった。

こんな綺麗な顔して眠ってるのに、どうして燃やしてしまうんだろう…
なんで消えちゃうんだろう…


そんな気持ちだったのを思い出す。

やっぱり、写真の中の妹じゃなくて、本当の姿に会いたいよ。
会いたくて、話したくて、たまらないよ。

6月28日

昨日、妹が旅立ってホントに1年経った。

5時48分。
あの日の朝を絶対忘れない…
あの時の事
妹の手が暖かかった事
妹の顔

彼女が居なくなった世界で私は1年間頑張って生きてこれただろうか…
彼女が、安心して休めるような環境になっただろうか…

まだ1年。
もう1年。

考え方は色々あるけど1日足りとも妹を思い出さない日は無かった。

昨日は早朝目が覚めた
時計を見たら妹が亡くなる時間の10分前だった。
あくまで医師から亡くなったと言われた時間。

妹は先に1人で逝ってしまってた。

もうしばらくあなたの居ない世界を見ていこうと昨日思った。


お墓には仏花じゃなく、華やかな花束を添えた。

今日も1日頑張ろう。

美人薄命…

小林麻央さんがお亡くなりになったニュースを見て、すごく複雑な気持ちになった今朝…

一緒にしてはいけないんだけど、妹と同じ6月。何よりも姉妹とても仲が良いと言うところで自分と重ね合わせてしまっていたのかもしれません。
お姉さんの麻耶さんの精神状態がとても気になります。

病気で戦ってる本人は1番辛く、苦しいのはわかるけど、支える家族もとても苦しいのは、とてもわかります。

しかも治って元気になって欲しいと、切に願う気持ちとは裏腹に現実の医療では限界があると言う事を理解しなければいけない事。

妹の闘病中。なんとかならないかと…少しでも良くならないかと…妹が辛い思いをしてるのを見てる事が出来なくなり、お医者さんに問いただしてしまった事もありました。


でも戦ってる本人は、とても強く、前向きで、家族の方が彼女に支えられてる気がしていた事を思い出します…

強く生きた証。
今は何を思い、空に居るのかな…

まだまだ私には無知で、悲しみに暮れる事もあり、それでも残された家族は前に進んで行かなければならないと言う事。

答えは、今も、出ないままです。

小林麻央さんのご冥福を陰ながらお祈り致します…

1周忌

昨日、無事に1周忌と納骨も終えて自宅から旅立って行きました。

不思議な感覚になった。
自宅からお墓に行った妹。

ホントにお疲れ様。ゆっくり休んでね。と思った。

確かに受け入れたくないし、まだ受け入れられない自分も、もちろん居る。

けど、ずっと一緒にいたい。と言う想いはきっと同じだと思う。と言うか同じだ。

妹の節目の日には、必ず不思議な事が起こる。後から思い返すと起こってる。
それも災難とかじゃなく、プラスの方な出来事が。

彼女が自分の命と引き換えに何を伝えたかったのか、まだ分からないけど、いつか分かる気がする。

あっちの世界とこっちの世界。
私達は繋がってる。
毎日思い出す。これが繋がってる証拠。
肉体は無くなっても魂は残る。

自分もしっかり戦う

私自身、長年持病があって5年に1回受ける検査と毎年夏に受ける定期検査がある。

今年5年目。5年前は入院中の妹に励まされて病院に行ったと言うダメ姉…。

年に1回の検査は毎年、妹も頑張ってるんだから!と自分も頑張ろうと、勇気をもらってる。

この先どんな未来が待ってるのか分からない。
上がるか下がるかも未知。


でも、妹と離れ離れになっても彼女には励まされる。
戦わなきゃいけないんだ。
生きるって事は何事も戦わなきゃいけないんだと思ってる。

1日1日何気なく過ぎてく日も私はきっと戦い抜いてる。
この先もきっとそうだろう。