妹と私の闘病日記

原因不明の病に侵された妹と私の気持ちをBlogに書きます

意思表示

一般病棟へ移ってからも妹の病状は悪化を止めない。
麻痺のせいで、手、顔の震え。
意思表示は手を握って答えると言う感じ。
もぅ字も書けないし50音の大きなボードを作っても指でさせない。

左目は完全に機能を失った。

シェーグレンでここまでなる症例も無ければ某大学病院が開院して以来初めての症例らしい。
原因不明。色々調べて当てはまりそうな病名を言ったけど似てるけど違うとの事。

そして妹は、ナースコールを握る事も手を握って意思表示する事も出来なくなった。
唯一、顔をコクっと動かす程度になった。
入院してから何度も何度も感染症やら血圧低下で危なくなった。
私は正直もぅいいよ…と思っていた。

早く家に帰りたい。入院なんかしてたくないと言う妹の意思を叶えたかった。

それは、完治でなく、死を意味してた。
それでもいいと思うようになっていた。これ以上痛く辛い思いはさせたくなかった。
そんな中、入院3年経った頃、転院の話が出た。もぅ大学病院では手の施しようがないから。
療養病院で予後を過ごすという事。

私は、それでいいと思った。