妹と私の闘病日記

原因不明の病に侵された妹と私の気持ちをBlogに書きます

ICUでの戦い

翌日ICUへ行くと変わり果てた妹が居た。
手は縛られ、気管挿管されていて麻酔で朦朧としている…口から喉に太い管が入って涙目で痛いと紙に書いて訴えて来る妹。耐えられなかった…

医師は言った。ずっと挿管は出来ない。気管切開しか手段はないと…
気管切開したら、もう2度と話せないしまともな食事も取れるか分からない。その上人口呼吸器…
でも、挿管されてる姿は辛そうでたまらなかった。

気管切開する事を頑なに拒んだ妹。
説得した。姉ちゃんがお前の口になるから、気管切開して早く一般病棟へ戻ろう…と。
そして彼女は気管切開をして一生声を失った。

その後はスピードが速くなるかのように悪化した。
字が書けなくなって行った…それは目の焦点が合わないから…
トイレも出来なくなった。
寝たきりだ。
一般病棟へ戻ってからは、しきりにナースコールを押してしまう。
きっと怖かったんだと思う。

この頃から私は、もぅ妹を辛い思いさせたくない…と言う感情が出て来た。