妹と私の闘病日記

原因不明の病に侵された妹と私の気持ちをBlogに書きます

原因不明の悪化

その後、左耳が聞こえないわりにも仕事も育児も頑張ってこなしていた妹。

ある日おなかしな咳をするようになった。明らかに風邪の咳ではないと思って病院行く事を勧めたがまたギリギリまで我慢し、声も出しづらくなっていった。
ついに妹は自分で普通に生活する事が出来なくなり実家に主人と息子と戻って来た。5日間くらいアイスや喉通しの良いものを食べながら熱もあったので殆ど寝ていた。
5日目の夜。薬を飲み込むとむせて飲めないと妹が訴えた。その時に彼女の声帯は開いたまま麻痺していて、誤嚥性肺炎を起こしていた。もちろん私達家族はまだ気付いていなかった…

翌日の朝、妹はあまりの息苦しさに自ら救急車を呼んで欲しいと訴えた。
朝、多分7時半くらい。庭に救急車が止まりストレッチャーで救急車に乗る妹をずっと見ていた。
妹の息子は当時2歳…きっと分かっていなかった。
妹は何か訴えかけるかのような目で私を見てた。私もずっと妹を見てた。
救急車のドアが閉まり道路に出てサイレンを鳴らしながら遠ざかって行く救急車を見えなくなるまで見ていた。